三毛猫のオスが少ない理由とは|遺伝の仕組みと値段の噂

三毛猫はほとんどがメスで、オスは非常に珍しい存在として知られています。 本記事ではその遺伝的な理由と、「オスの三毛猫は高値で売れる」という 噂の実際についてまとめました。

三毛猫のオスが少ない遺伝的な理由

猫の毛色のうち、黒(茶系)とオレンジ(茶トラ系)の色を決める 遺伝情報は、性別を決めるX染色体の上にあります。メスは X染色体を2本(XX)持つため、1本に黒の遺伝情報、もう1本に オレンジの遺伝情報を持つことができ、これに白の斑が加わって 三毛猫の柄になります。

一方オスはX染色体を1本しか持たない(XY)ため、通常は 黒かオレンジのどちらか一方の色にしかなりません。オスの 三毛猫が生まれるのは、性染色体が通常と異なる「XXY」という 非常にまれな組み合わせを持つ場合に限られるとされています。

オスの三毛猫は本当に高値で売れるのか

「オスの三毛猫は幸運を呼ぶ」「船に乗せると航海の安全を 守る」といった言い伝えは古くからあり、珍しさも相まって 高値で取引されたという話が語られることがあります。ただし、 現在は動物愛護管理法により営利目的での猫の譲渡・売買には 規制があり、「三毛猫のオスが確実に高額で売れる」という 保証があるわけではありません。話のネタとして楽しむ程度に とどめておくのが無難です。

※XXYの性染色体を持つオスの三毛猫は、繁殖能力を持たないことが 多いとされています。

毛色による性格の傾向もあわせて

三毛猫に限らず、毛色によって性格の傾向が語られることも よくあります。詳しくは 猫の毛色による性格の違いとは で解説しています。

まとめ

三毛猫のオスが少ないのは、毛色を決める遺伝情報がX染色体上に あるという遺伝的な仕組みによるものです。珍しさから縁起物として 語られることもありますが、高値での取引を保証するものではありません。 毛色ごとの性格の傾向もあわせて調べたい場合は、 猫の毛色性格診断 をご活用ください。

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