満年齢と数え年の違いとは|数え方の仕組みと、数え年が使われる場面の一覧
履歴書には「満◯歳」と書くのに、厄年や七五三の案内では違う年齢が使われている—— そんな経験から「満年齢」と「数え年」の違いが気になった方も多いのではないでしょうか。 この2つは同じ「年齢」でも、数え始めるタイミングと、加算されるタイミングがまったく異なります。
満年齢は、生まれた時を0歳として誕生日ごとに1歳ふえる数え方、数え年は、生まれた時を1歳として元日(1月1日)ごとに1歳ふえる数え方です。 本記事では、2つの違いと、今も数え年が使われる場面を一覧にまとめました。 生年月日から両方の年齢を出したいときは、 年齢計算ツール が使えます。
満年齢とは
満年齢は、生まれた時点を0歳とし、誕生日を迎えるたびに1つ年齢が増える数え方です。 現在、日本の法律・行政手続き・日常生活のほとんどで使われているのはこの満年齢です。
誕生日の前日までは前の年齢のままで、誕生日を迎えた日に1つふえます。
| 基準日 | 満年齢 | 理由 |
|---|---|---|
| 2025年6月14日 | 34歳 | まだ誕生日を迎えていない |
| 2025年6月15日 | 35歳 | この日に誕生日を迎え、満年齢が1つ増える |
数え年とは
数え年は、生まれた時点をすでに1歳とし、以降は誕生日ではなく 1月1日(元旦)を迎えるたびに全員一斉に1つ年齢が増える、という古くからの数え方です。 誕生日は年齢の加算に関係しないため、同じ年に生まれた人は、生まれた月日が違っても 1月1日を境に一斉に同じ年齢へ切り替わります。
数え年は「その年 − 生まれた年 + 1」で、誕生日を迎えているかどうかは関係ありません。
2000年12月31日生まれの人は、生まれた瞬間に数え年で1歳。 その翌日、2001年1月1日を迎えると、生後わずか1日で数え年は2歳になります。 満年齢ではまだ0歳のままなので、この時点で満年齢と数え年の差は2歳あります。
なぜ2つの数え方があるのか
数え年は、生まれた年を「1」から数える中国由来の伝統的な年齢の数え方で、 日本でも明治時代より前は日常的に使われていました。1902年(明治35年)の「年齢計算ニ関スル法律」で、年齢は生まれた日から数えることが定められ、 さらに1950年(昭和25年)1月1日に施行された「年齢のとなえ方に関する法律」で、ふだんの年齢も満年齢で言うようにすすめられたことから、満年齢が社会の標準になりました。
それでも数え年が完全になくなったわけではなく、後述する厄年や七五三、長寿の祝いなど、 伝統行事や慣習の中では今も数え年が使われ続けています。
満年齢と数え年の差は1歳か2歳
満年齢と数え年の差は、その年の誕生日を迎えていれば1歳、まだ迎えていなければ2歳です。 数え年は誕生日に関係なく元日に1歳ふえ、満年齢は誕生日に1歳ふえるために、このずれが生まれます。
数え年が今も使われる場面
| 場面 | 使われる数え方 | くわしく |
|---|---|---|
| 厄年 | 数え年で数えるのが一般的(神社本庁の説明でも「通常は数え年」) | 厄年早見表 |
| 長寿祝い(還暦・古希・喜寿など) | 数え年でも満年齢でもよいとされる。還暦は満60歳(数え年61歳)で祝うことが多い | 長寿祝いは数え年?満年齢? |
| 七五三 | 数え年・満年齢のどちらで祝うかは、地域や家庭によって違う | — |
| 法律・役所の手続き・履歴書など | 満年齢 | — |
※ 長寿祝いの年齢について、神社本庁は「数え年、満年齢のいずれで数えても差し支えない」としています。地域によってさまざまな習慣があります。
まとめ
満年齢は「誕生日を迎えるたびに加算」、数え年は「生まれた時点で1歳、以降は1月1日に一斉加算」という、 加算されるタイミングが異なる2つの数え方です。日常生活では満年齢を使えば十分ですが、 厄年や七五三などの伝統行事に関わる場面では、数え年での年齢も知っておくと安心です。
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出典:神社本庁「厄祓い」、神社本庁「長寿を祝う神事」、年齢計算ニ関スル法律、年齢のとなえ方に関する法律(e-Gov法令検索)