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視線の向き(右上・左上を見る)の心理

結論

「右上を見ると嘘をついている」という説は、検証した研究では裏付けられていません。視線の向きだけで、相手が嘘をついているかどうかを判断することはできないと考えられています。

※掲載しているのは行動心理学などで「そう言われている」一般的な傾向です。個人差が大きく、しぐさだけで相手の気持ちを断定できるものではありません。相手を疑ったり決めつけたりするためではなく、コミュニケーションのヒントとして参考にしてください。

広まっている説:「左上は記憶、右上は想像」

「視線の向きで心の動きがわかる」という考え方は、心理療法の分野から広まった説です。次のような対応表が、インターネットや書籍で紹介されることがあります。

視線の向き説の内容
右上を見る想像や作り話をしている(=嘘)という説
左上を見る過去の記憶を思い出しているという説
右横・左横を見る音や言葉を思い出す・組み立てているという説
右下・左下を見る感情や自分との会話をしているという説

なお、この対応表は「見る人から見て右か、話す人から見て右か」の定義も資料によって異なり、そもそも基準がそろっていません。

2012年に英国の研究チームが行った実験では、嘘をついたときと本当のことを話したときで、視線の向きに説のような違いは見られませんでした。日常の会話での観察でも、同様に裏付けられなかったと報告されています。

実際に言われていること:視線はさまざまな理由で動く

視線の向きは、次のようなさまざまな理由で動くと言われています。嘘かどうかとは別の話です。

心理とは関係ない場合もあります

右上や左上を見ていても、次のような理由で自然に出ていることが多くあります。

決めつけないための注意

視線の向きだけで、相手を「嘘つき」と判断するのはやめましょう。疑いの目で見ることで、かえって相手との関係を壊してしまうこともあります。気になることがあれば、しぐさを見るのではなく、言葉で直接確かめるのが基本です。

コラム「嘘を見抜く方法は本当にある?」を読む →

一緒に見たいしぐさ

目をそらす心理 会話中に視線を外すしぐさ。緊張・気まずさ・照れなどと結びつけて語られます。 まばたきが増える心理 話の途中でまばたきの回数が増えるしぐさ。緊張や不安の表れと言われます。 相手をじっと見つめる心理 話す相手を長く見つめるしぐさ。関心や好意、あるいは強い意思の表れと言われます。

※しぐさは占いではなく、行動心理学などで言われている傾向をもとにした参考情報です。個人差があり、断定するものではありません。

目の他のしぐさ

目をそらす まばたきが増える 相手をじっと見つめる 目をこする

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