機内持ち込みと預け入れの荷物の分け方|液体・モバイルバッテリーのルール(国内線・国際線)

飛行機に荷物を持ち込むときは、「機内に持ち込むもの」と「預けるもの」を分ける必要があります。とくに、液体物と、 モバイルバッテリーは、ルールがあり、間違えると、保安検査で手放すことになる場合があります。本記事では、国土交通省の資料にもとづいて、 その分け方を整理します。衣類などの枚数の目安は 旅行の荷物の量(日数別) で、海外旅行の書類などは 海外旅行の準備で忘れやすいもの で解説しています。

荷物の分け方(早見表)

持ち物機内持ち込み預け入れ
モバイルバッテリー可(1人2個まで、160Wh以下に限る)不可
国際線:液体物(100ml以下の容器)1L以下の無色透明な袋に入れて可可
国際線:液体物(100mlを超える容器)不可(中身が少量でも、容器が100ml超なら不可)可
国内線:液体物国土交通省の資料では、100ml以下の制限はなし(通常の保安検査はある)可(航空会社の規定を確認)

国際線の液体物のルール

国土交通省の資料では、国際線の機内に持ち込む液体物について、次のように示されています。 液体物には、飲み物のほか、化粧水、シャンプー、ジェル、練り歯磨きなども含まれます。

よくある疑問について、国土交通省の資料では、次のように答えています。

国内線では、この液体物の制限は行われません(国土交通省の資料による)。ただし、通常の保安検査はあり、 アルコールなどの危険物には、別の決まりがあります。航空会社の規定も確認してください。 国際線で乗り継ぐ場合は、乗り継ぎ先の保安検査の条件も関係するため、注意が必要です。

モバイルバッテリーのルール

モバイルバッテリーは、国土交通省が、2025年7月と、2026年4月に、機内での扱いを変えました。

時期ルール
以前から預け入れ荷物には入れられない。機内持ち込みのみ
2025年7月8日〜座席上の収納棚に入れない。常に状態が確認できる場所に置く
2026年4月24日〜機内に持ち込めるのは、2個まで(160Wh以下に限る)。機内で、モバイルバッテリー本体を充電しない。モバイルバッテリーから、他の電子機器へ充電しない

つまり、2026年4月24日以降は、機内でスマートフォンなどを、モバイルバッテリーで充電することもできません。 座席の電源が使える場合は、そちらを使うなど、出発前に、機内での充電の計画を立てておくと安心です。

「160Wh以下」とは:mAhからWhへの換算

モバイルバッテリーの容量は、「mAh」で表示されることが多いですが、ルールの上限は「Wh」です。目安として、 リチウムイオン電池の電圧を3.7Vとして、次の式で換算できます。

Wh = mAh ÷ 1,000 × 3.7

容量の表示換算(×3.7V)160Whの上限に対して
5,000mAh18.5Wh持ち込み可
10,000mAh37.0Wh持ち込み可
20,000mAh74.0Wh持ち込み可
27,000mAh99.9Wh持ち込み可
30,000mAh111.0Wh持ち込み可
40,000mAh148.0Wh持ち込み可
43,000mAh159.1Wh持ち込み可
44,000mAh162.8Wh160Whを超えるため不可

実際には、本体や箱に、Whの表示があるものが多く、その表示を確認するのが確実です。多くの市販品は、 上の表のとおり、160Whに収まります(一般に、43,000mAh前後が、160Whの目安です)。

出発前の確認

  1. モバイルバッテリーは、預け入れのスーツケースから、必ず出して、機内持ち込みの手荷物に入れる。
  2. 国際線に乗る場合は、液体物を100ml以下の容器に詰め替え、透明な袋にまとめる。
  3. 機内での充電の計画を、前もって決める。

これらの振り分けを、条件を入れて確認したいときは、 旅行持ち物チェックリスト をご利用ください。

※ 本記事は、国土交通省の資料(モバイルバッテリー:2026年4月14日発表、2025年7月1日発表。液体物:国際線の液体物持込制限に関するQ&A)にもとづきます。ルールは変更されることがあり、航空会社や空港によって異なる場合があります。搭乗前に、国土交通省と、搭乗する航空会社の最新の案内を確認してください。

よくある質問

モバイルバッテリーは、預け荷物に入れられますか?

入れられません。モバイルバッテリーは、預け入れ荷物への持ち込みが禁止されており、機内持ち込みの手荷物にのみ入れられます。

機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、何個までですか?

国土交通省によると、2026年4月24日から、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、2個まで(160Wh以下に限る)です。また、機内で、モバイルバッテリー本体を充電することや、そこから他の機器に充電することはできません。

国際線に、液体は何mlまで持ち込めますか?

個々の容器が100ml(100g)以下で、それらを、1L以下の無色透明な袋(ジッパー付き)に入れた場合に限り、持ち込めます。1人あたり、袋は1つです。100mlを超える容器は、中身が少量でも、機内には持ち込めません。

国内線でも、液体の制限はありますか?

国土交通省の資料では、国内線では、国際線のような液体物の制限は行われません。ただし、通常の保安検査はあり、アルコールなどには別の決まりがあるため、航空会社の規定も確認してください。

まとめ

飛行機の荷物は、モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ、国際線の液体は100ml以下の容器を1L以下の袋に入れる、と分けて考えると整理できます。 条件を入れて、持ち物リストを作りたいときは、 旅行持ち物チェックリスト をご活用ください。

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