暑さ指数(WBGT)の計算方法|危険度の目安と、熱中症警戒アラートとの関係

暑さ指数(WBGT、Wet Bulb Globe Temperature)は、気温だけでなく、湿度と輻射熱(日差しなどの熱)を 合わせて、熱中症の危険度を表す指数です。「WBGT 何度からやばいのか」「熱中症警戒アラートとは、どう違うのか」を 整理します。不快指数との違いは 不快指数の計算方法 で解説しています。

WBGTの計算式

WBGTは、湿球温度・黒球温度・乾球温度(通常の気温)の3つから、次の式で計算します。

場所計算式
屋外(日射がある場合)WBGT = 0.7×湿球温度 + 0.2×黒球温度 + 0.1×乾球温度
屋内(日射がない場合)WBGT = 0.7×湿球温度 + 0.3×乾球温度

湿球温度は湿度の影響、黒球温度は日差しなどの輻射熱の影響を表します。湿球温度計や黒球温度計がない場合は、 気温と湿度から、湿球温度を近似的に求める計算式(Stullの近似式など)を使うことがあります。この場合、 正式な計測値ではなく、簡易的な推定値になる点に注意してください。

WBGTの危険度の早見表

環境省の熱中症予防情報サイトなどで紹介されている、WBGTの区分の目安です。

WBGT危険度の目安
21未満ほぼ安全
21〜25注意
25〜28警戒
28〜31厳重警戒
31以上危険

運動をするときの目安(日本スポーツ協会の指針)

日本スポーツ協会が示す運動指針では、WBGTの値によって、運動の可否や休憩の目安が変わるとされています。 詳しくは、日本スポーツ協会や環境省の公式情報をご確認ください。おおまかな目安は次のとおりです。

WBGT運動の目安
21未満ほぼ安全(積極的に水分補給)
21〜25注意(積極的に休憩)
25〜28警戒(積極的に休憩、激しい運動は避ける)
28〜31厳重警戒(激しい運動は中止)
31以上危険(運動は原則中止)

熱中症警戒アラートとの関係

熱中症警戒アラートは、環境省・気象庁が発表する、公式な注意喚起です。府県予報区などの範囲内で、 WBGTが33以上になると予測される場合に発表されるとされています。本ツールで計算するWBGTは、 入力した地点・時刻の目安値であり、実際に発表される熱中症警戒アラートとは別のものです。 アラートの発表状況は、環境省・気象庁の公式ページで確認してください。

※ 本記事のWBGTの計算式・区分・運動指針は、環境省や日本スポーツ協会などで紹介されている一般的な内容にもとづきます。黒球温度の入力がない場合の簡易推定値は、正式な計測値と異なります。熱中症の予防・対応は、環境省・気象庁の公式情報と、体調に応じた判断を優先してください。

よくある質問

WBGTは何と読みますか?

「ダブリュー・ビー・ジー・ティー」と読まれることが多く、日本語では「湿球黒球温度」、環境省では「暑さ指数」と呼ばれています。

WBGTは何度からやばいですか?

31以上が「危険」の目安とされ、環境省の熱中症警戒アラートは、WBGT33以上が予測される場合に発表されるとされています。28〜31は「厳重警戒」の目安です。

WBGTの簡単な計算方法は?

黒球温度計がない場合は、気温と湿度から、湿球温度を近似的に求める簡易式で代用することがあります。正式な計測値ではなく、目安の値になります。

熱中症警戒アラートとWBGTは、同じものですか?

WBGTは指数そのもの、熱中症警戒アラートは、WBGTが基準(33以上)を超えると予測されるときに、環境省・気象庁が発表する公式な注意喚起です。本ツールの計算値と、実際のアラート発表は別のものです。

まとめ

暑さ指数(WBGT)は、気温・湿度・輻射熱から熱中症の危険度を表す指数で、31以上は「危険」の目安です。 手元の気温・湿度から、WBGTの目安と、不快指数・体感温度をまとめて計算したいときは、 暑さ・体感温度 計算ツール をご活用ください。

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