お酒が抜ける時間の計算方法|純アルコール量からの目安と、種類別の早見表
「このお酒なら、何時間で抜けるか」を知りたいとき、まず必要なのが「純アルコール量」の計算です。 本記事では、純アルコール量の求め方と、そこから分解時間を見積もる考え方、種類別の早見表を整理します。 お酒の種類ごとの度数は お酒の度数の早見表 で解説しています。
純アルコール量の計算式
お酒に含まれる、純粋なアルコールの重さ(g)を「純アルコール量」といいます。次の式で計算します。
純アルコール量(g) = 飲んだ量(ml) × アルコール度数(%) ÷ 100 × 0.8
0.8は、アルコールの比重(1mlあたりの重さ、約0.8g)です。
| お酒 | 量 | 度数 | 純アルコール量 |
|---|---|---|---|
| ビール | 500ml | 5% | 20.0g |
| 缶チューハイ | 350ml | 5% | 14.0g |
| 缶チューハイ(ストロング系) | 500ml | 7% | 28.0g |
| 日本酒 | 180ml(1合) | 15% | 21.6g |
| ウイスキー(水割り、原酒60ml) | 60ml | 43% | 20.6g |
分解時間の目安の計算式
純アルコール量が分かったら、体重をもとに、分解にかかる時間の目安を計算します。よく紹介される目安は、 「1時間に分解できる純アルコール量は、体重1kgあたり約0.1g」というものです。
分解時間の目安(時間) = 純アルコール量(g) ÷(体重(kg) × 0.1g)
例:体重60kgの人が、純アルコール量20g(ビール500ml)を飲んだ場合、 20 ÷(60 × 0.1)≒ 3.3時間が、分解時間の目安です。
体重別・お酒別の分解時間の早見表(目安)
| お酒(純アルコール量) | 体重50kg | 体重60kg | 体重70kg |
|---|---|---|---|
| ビール500ml(20g) | 約4.0時間 | 約3.3時間 | 約2.9時間 |
| 缶チューハイ350ml・5%(14g) | 約2.8時間 | 約2.3時間 | 約2.0時間 |
| 缶チューハイ500ml・7%(28g) | 約5.6時間 | 約4.7時間 | 約4.0時間 |
| 日本酒1合(21.6g) | 約4.3時間 | 約3.6時間 | 約3.1時間 |
複数のお酒を飲んだ場合は、それぞれの純アルコール量を合計してから、同じ式で計算します。 体重や条件を入力して、まとめて計算したいときは、 お酒が抜ける時間 計算ツール をご利用ください。
計算式には、いくつかの目安がある
分解時間の目安は、「体重1kgあたり1時間に0.1g」のほか、「1時間あたり約4g」のように、 紹介する機関によって、式や数値に幅があります。これは、実際の分解速度に、大きな個人差があるためです。 どの式を使っても、あくまで目安として捉えてください。
計算結果にかかわらず、飲酒運転はしない
分解時間の計算は、目安を知るためのものです。体質、体調、その日の食事の量、睡眠不足などによって、 実際の分解速度は変わります。計算上の時間が経過していても、体内にアルコールが残っている場合があります。 計算結果によらず、少しでもお酒を飲んだら運転しないことが、もっとも確実な対応です。
※ 本記事の計算式・数値は、一般に紹介されている目安であり、正確な分解時間を保証するものではありません。実際の分解速度には、体質・体調・年齢・性別・食事の有無などで、大きな個人差があります。飲酒運転は、計算結果にかかわらず絶対に行わないでください。授乳中の飲酒については、厚生労働省や医療機関の情報をご確認ください。
よくある質問
純アルコール量は、どう計算しますか?
飲んだ量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8(アルコールの比重)で計算します。ビール500ml・5%なら、500×0.05×0.8=20gです。
お酒が抜ける時間は、どう計算しますか?
純アルコール量(g)を、体重(kg)×0.1gで割った値が、よく紹介される目安です。純アルコール量20g、体重60kgなら、20÷6.0≒3.3時間が目安になります。
計算した時間が経てば、運転しても大丈夫ですか?
いいえ。この計算は目安にすぎず、実際の分解速度には個人差があります。計算結果にかかわらず、飲酒運転は絶対にしないでください。
まとめ
お酒が抜ける時間は、純アルコール量(度数×量×0.8÷100)を、体重から求めた分解速度の目安で割って計算します。 複数のお酒をまとめて、目安の時刻で確認したいときは、 お酒が抜ける時間 計算ツール をご活用ください。