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魚へんに旨い『鮨』の読み方・意味・使われ方

鮨
音読み
シ
訓読み
すし
部首
魚(うおへん)/ もう一方のパーツ:旨
画数
17画
区分
表外漢字(常用漢字・人名用漢字ではない)

※読み方や意味は代表的なものを掲載しています。辞書や資料によって異なる場合があります。

鮨の意味

すし。もとは中国で魚の塩辛を表した字。

鮨の読み方の由来

「すし」という言葉は、「酸っぱい」を意味する古い形容詞「酸(す)し」から来たとされます。もともとの「すし」は、魚を塩と米で漬けて発酵させた「なれずし」で、その酸味がそのまま名前になったと考えられています。「鮨」の字そのものの音読みは「シ」で、「すし」は訓読みです。

鮨の成り立ち・由来(とされる)

「魚」と、読みを表す「旨」を組み合わせた形声文字とされます。中国では、古くは魚の塩辛(うおびしお)を表す字で、古い字書の『爾雅』にもそうした意味で見えると説明されます。日本では古くから「すし」を表す字として使われ、平安時代の『延喜式』にも、伊勢や近江などから納められた「鮨」が記されているとされます。

鮨の使われ方

「すし」は時代とともに姿を変えてきました。慶長年間(1600年前後)ごろから、発酵を早めるために飯を多く加えるようになり、江戸時代には酢で酸味を付ける「早ずし」が生まれ、文化・文政年間(1804〜1830年)ごろに江戸で「握りずし」が登場して大流行したとされます。今の「鮨」は、個人のすし店の店名や品書きでよく見かける字です。新聞では原則として「すし」とひらがなで書き、店名などの固有名詞では「寿司」「鮨」「鮓」が使われます。

「鮨」「鮓」「寿司」の違い

書き方表記の由来よく使われる場面
鮨中国では魚の塩辛を表した字。3世紀の字書『広雅』に「鮨は鮓なり」とあり、このころから鮓と混同されるようになったとされます。関東に多いとされ、江戸前の握りずしの店名などで見かけます。
鮓中国で、塩や米で魚を漬けて発酵させた保存食(なれずし)を表した字とされます。鮨よりも、もとの「すし」に近い字です。関西に多いとされ、押しずしやなれずしの店名などで見かけます。
寿司「寿(ことぶき)を司(つかさど)る」という縁起のよい字を当てた当て字です。使われ始めた時期は、江戸時代中期以後とする説と、近代以降とする説があるとされます。いちばん広く使われる書き方で、チェーン店や一般の文章でよく見かけます。

どれも「すし」と読む正しい書き方で、どれを使うかに決まった使い分けはなく、店ごとに自由に選ばれています。関東は「鮨」、関西は「鮓」が多いというのは、あくまで傾向とされます。

鮨を使った熟語・言葉の例

言葉読み意味
握り鮨にぎりずし酢飯の上に魚介をのせて握ったすし
早鮨はやずし発酵させず、酢で酸味を付けたすし
熟れ鮨なれずし魚を塩と米で漬けて発酵させたすし
鮨詰めすしづめすしを箱に詰めたように、ぎっしり入っている様子

名字・人名での使われ方

常用漢字・人名用漢字のどちらにも入っていない表外の字で、子どもの名前には使えません。すし店の店名や、料理の名前で見かける字です。

似た漢字との違い

「鮓」は同じ「すし」を表す字で、「寿司」は縁起のよい字を当てた書き方です(違いは上の表を参照)。形が似ている字には「鰭(ひれ)」があります。

字読み違い
鮓すし・サ同じく「すし」と読む魚へんの字です。中国では、塩や米で漬けて発酵させた魚(なれずし)を表した字で、「鮨」はもとは魚の塩辛でした。
鰭ひれ・キ魚へん+耆。「耆」の下に「旨」が入っているので鮨と形が似ていますが、魚のひれを表す別の字です。

「旨」を含む漢字

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よくある質問

鮨の読み方は?

訓読みは「すし」、音読みは「シ」です。漢字ペディアには、サンショウウオを表す意味の読みとして「ゲイ」も載っています。

「鮨」「鮓」「寿司」はどれが正しい書き方ですか?

どれも正しい書き方で、決まった使い分けはありません。もとの意味は、鮨が魚の塩辛、鮓が発酵させた魚(なれずし)で、寿司は縁起のよい字を当てた当て字です。新聞では原則として「すし」とひらがなで書かれます。

鮨は名前(人名)に使えますか?

常用漢字・人名用漢字のどちらにも入っていないため、子どもの名前には使えません。

魚がつくほかの漢字

鯛魚へんに周『鯛』鮪魚へんに有『鮪』鰯魚へんに弱『鰯』鰹魚へんに堅『鰹』鮭魚へんに圭『鮭』鯉魚へんに里『鯉』鯨魚へんに京『鯨』鰻魚がつく漢字『鰻』鱈魚へんに雪『鱈』鯱魚へんに虎『鯱』

※読み方や意味は代表的なものを掲載しています。辞書や資料によって異なる場合があります。

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